TREASURE OF FANTOMAEVENING SPECIAL EDITION
2007年 第27号  ・530-0031 大阪市北区菅栄町3-5 ファントマ編集部



『楊貴妃なんて鼻毛じゃ〜ん』    美津乃あわ

 みなひゃん、『楊貴妃』って知ってまふ? そうそう、世界三大美女のね。 クレオパトラ? 小野小町? んで、楊貴妃。ね。で? で? 何した人? 知ってる人いる? おせーて、おせーて。私も知んない。あら困ったわね。んじゃ、あわ様がひとはだ脱いでそれをまた着て調べてしんぜようよう楊貴妃。
なんちて。

 楊貴妃さんてば、中国の歴史上最高の皇帝(何が最高だったのかしら? 最高の男前? 料理の腕が最高?) ま、その玄宗皇帝(げんそーこーて〜)に見初めらりちゃったのね。で、それまでバリバリマックス辣腕皇帝だった玄宗ちゃん、楊貴妃にらびゅらびゅモード全開になっちゃったせいで、お仕事ほっちらかしのボンクラナマクラ皇帝になってしまいましたとさ。
 ゆえにお国はボロボロ、皇帝の地位もヘロヘロ、そりゃあ当たり前田の日明さん。オナゴで身を滅ぼした、あかんたれの代表選手になっちまって、おかげで楊貴妃は『傾国の女王』なーんて呼ばれちゃったりなんかして。とほ。玄宗ちゃん、最後は周りに怒られて楊貴妃を処刑しなくちゃならなくなったとき、びーびーわんわん泣き散らかしたあげく、センチメンタルジャーニーでロングバケイションしちゃったそうな。(いいじゃん) あーあー、だみだこりゃ、どわおわお〜ん(いかりやさんの顔、フレーム押し引きで)。

 ここで一言。
「男性諸君、オナゴにうつつぬかして、身ぃ滅ぼしてませんかぁ!?」

 さてさて、そんな最高の皇帝だった男がメロメロになっちゃう程のいい女『楊貴妃』、果たしてどんなエピソードがあったのかしらん? そしてわたくし『美津乃あわ様』と、楊貴妃を戦わせてみたら〜? どうなるか〜? 『楊貴妃』VS『あわ様』、徹底的に掘り下げまくりのねじ曲げまくりバトルの開催なのようよう楊貴妃(しつこい)。

 楊貴妃さん、本名を『楊 玉環(よう ぎょくかん)』といいまふ。生まれた時に、その身体を光る玉の環に包んでこの世に生まれ落ちてきたらしいゆえの命名です。産婆さんのドッキリときめき度、86点。ちなみにわたくし美津乃あわ様、生まれてきたとき今の声とまったくおんなじトーンの野太い声で産声あげました。 助産婦さんのびっくり仰天度、98点。生まれてきたときのインパクト勝負、あわ様の勝ち?

 楊貴妃さんライチが大好きで、急に食べたいからと言って家臣にめーっちゃ遠くまで早馬を三日間駆けさせてライチを持ってこさせたらしい。ワガママ〜! 家臣のお手間取らせ度、120%。ちなみにわたくし美津乃あわ様ベビースターラーメンが大好きで、舞台の本番前急に食べたいからと言って劇団員を衣装とメイクつけたままでコンビニにパシらせました。超ワガママ〜! 劇団員からのヒンシュク買い度、129%。ワガママ&周りを翻弄させ勝負、これまたあわ様の勝ち〜!

 楊貴妃さんモノ凄い呑んべえで、皇帝がお留守にしてて寂しいときは、いーっつも酒宴の席をもうけてはヘベレケに酔っ払って騒いでいたらしい。ある日いつものように酔っ払って騒いでいたら、急に皇帝が帰ってきて大事な席に呼び出されましたとさ。しかしヘベレケの楊貴妃は足元ふらふらで御機嫌ちゃん。侍女に抱えられて皇帝の前に飛び出した楊貴妃さん、なんと杯を口にくわえたまま舞を踊り出しちゃったからあら大変。こりゃあいくら玄宗皇帝でもお怒り大爆発? と思いきや、芍薬の花を楊貴妃の顔の前に突き出して「花より綺麗じゃ〜」と楊貴妃の美を讃えだした。芍薬の花って酔い冷めに効くといわれてるらしくて、匂いを嗅がせて我に返らせたとかなんとか。甘やかしすぎだぞ玄宗ちゃん。甘やかされヘベレケ度、1袋あたり1560キロカロリー。ちなみにわたくし美津乃あわ様、とある公演後の飲み会の席、チャンポンして御機嫌さんになって茹でダコのように真っ赤な顔で騒いでいたら、三つ向こうの個室からうるさいと苦情が来たらしい。劇団員が丁重にお詫びしてくれて、更に騒ぎ続ける私を座長は涙目で遠巻きに見守っていたらしい。甘やかしすぎだぞ座長ちゃん。あわ様ヘベレケ声のでか過ぎ度、一飲み会あたり1189キロヘルツ。ぬ? 何となく単位が違うけど、酔っぱらって他人に迷惑勝負、やはりあわ様の勝ち〜。

 あらあら、なんてことかしら。あわ様ったら全勝じゃあ〜りませんか! ブラボーブラボーブラブラボー! なーんだぁ〜、たいした事ないじゃん楊貴妃〜。楊貴妃なんて鼻毛じゃ〜ん。鼻毛鼻毛鼻毛鼻毛鼻毛ボー。 生まれてきたときのインパクト度も、ワガママ&周りを翻弄させ度も、酔っぱらって他人に迷惑度も、あわ様の方が上じゃ〜ん。これで安心。楊貴妃はなんとか演じれそうれす。・・・ぬ?

 
 私、なんか間違ってるか? ・・・ぬ?



らしーの● ある夜、PCキーボードで『大入り(ooiri)』とタイピング。…のつもりが一つ間違って『おおいえい(ooiei)』に。…あれ? 冷静になってみるとそんな面白くないですね。しかし、そこは深夜の作業室。箸や安部政権が転がっても笑う娘達。新人の岩本も巻き込み、2人して息も切れ切れに大爆笑。ちなみに『あわ(awa)』さんを1つ間違って『あうぇい(away)』=どこぞへ行け。大爆笑。…いたいたしーの。


らしーの● エンジェルダスト大阪公演中、女子トイレから…、確かに女子トイレから出ていらした…藤元さんとすれ違いました。え? …何故? お、お間違えに? それとも、そんなに緊急な事態でしたの? なんだか見てはいけない気がして…、湧き上がる疑問を揉み消しました。でも、でも、とっても、うたがわしーの。しーの。篠佑子★(ささやかな自己アピールらしーの)


 「 V の 悲 劇 」      藤元英樹

やあ! 僕、このたびファントマに勝手に電撃入団した藤元英樹だよ!
みんな気軽に『フジモ』って呼んでね。よろしく!

ところで、早速なんだけど、こないだの『エンジェルダスト』
大阪公演でとんでもないことが起こったんだ!

それは、小屋入り初日のバレンタインデー。エキストラキャストの若い女子の一人が唐突にチョコを配り出した。
まずは浅野さんに、次に僕、そして上瀧さん、客演の薔薇之介さんという順番でくれたんだ。まぁ、順番は関係ない。これは席順だからね。


問題は中身さ!

まず見た目の袋の大きさ。僕と薔薇さんは巾着に縛った手のひらサイズの、えっと、わりとチープな紙袋。なのに浅野さん、上瀧さんは僕らの倍はあろうかという手提げ袋じゃないか!? でも、きっと大きさは関係ないんだ。

問題は中身さ!

僕と薔薇さんの袋の中にはちっちゃなチョコが6コずつ。で、対して浅野さん&上瀧さんには、僕らがもらったのと同じチョコの詰め合わせと、さらにきれいな箱入りの紅茶! あげくに入浴剤まで入っていたんだ!
「なんだこの差は!」と思っていたら、
なんと…僕と同じだと思っていた薔薇さんの袋からも入浴剤が出てきたーーー!
そんな馬鹿なと、あわてて袋をひっくり返して探しまくったけど、僕のにはそんなものどこにもない。ないない。

それどころか!
よく見たら、6コだと思っていたチョコが1コ飴だぁ!?
しかも喉飴。はだかで。チョコ5ケと飴1ケ? 
(※ 薔薇さんのは6ケ全部チョコ)

か、数が足らなかったのかい? チョコ1個足らなかったのかい? それとも、まさか、そうまでして、他と差をつけたかったのかい?

飴ってなんだよ飴ってよぉ…。
飴ってなんだよ飴ってよぉぉお!
…ごめんごめん。ちょっと興奮しちゃったよ。まぁ、この事に関して僕から特に言うことはないんだ。子供じゃあるまいし、大人の男たるもの、チョコなんていちいち気にしないさ。

と、そこへ僕ら4人とは比べ物にならない豪華なチョコの包みを持ったあわ様が現れた。
贈り主は僕に飴をくれた例の女子さ。それまで4人で比べあいっこしている事自体恥ずかしくなる豪華なチョコ包みだった。ご丁寧にメッセージカードまで付いていたのには驚きだったよ。なんてトラブルメーカーな女の子なんだ。

「おほほほ。なら、あなたたち4人で誰が一番チョコをもらうか競争してみてはいかがかしら?」 あわ様はいつもの穏やかな笑顔で、しかし瞳の奥には悪魔のきらめきを光らせつつ言った。
かくして、モテモテ四天王(あわ様命名)による、「バレンタインデー・グランプリ」が始まったんだ。
貰ったチョコにはなぜか、その豪華さや思い入れ度に対し、S・A・B・Cとランク付けがされた。ちなみにR(論外と言う意味)とランクまであって、誰かがチョコをもらう度にあわ様が、 「これは、B。これは、んー…Cかしら★」と御勝手に御判断なされる。僕達はひたすら互いのモテ度を競い合った。

…結果は。言う間でもなく「僕の最下位」だった。

みんなにはGODIVAのチョコをあげておきながら、どういう嫌がらせなのか僕にはGODIVAの手提げ袋に入った麦チョコをわざわざくれる人もいたよ。(ある意味思い入れ深い)
優勝は『あわ様』。そう、『あわ様』はモテモテ四天王じゃないのに、なぜか参加していたんだ。『あわ様』の化粧前にはSランクのチョコがうず高く積み上げられていたよ。
最後にあわ様が僕に声をかけてくれたよ。
「フジモ、そうがっかりしなさんな。余ったチョコあげるから★」

俺はチョコが欲しいわけじゃないんだよぉぉ!!
と心の中で叫ぼうとしたけど、気付いたら叫んじゃってたよ。
入団早々「人生史上最悪のバレンタインデー(『V』alentine's Day)」という手荒い歓迎を受けた僕だけど、へこたれないでがんばるよ!

てな訳で、フジモ応援よろしく!

『V』イメージ画像



入れられていた『飴』



問題の『GODIVAの袋』



さいですか● 才花です。エンジェルダスト公演中に発生したバレンタインチョコ獲得数競争。浅野さん、藤元さん、それに客演の2名を交えての競争。何故か美津乃さんも参加。千秋楽までに誰が一番モテモテか? チラッと見たのですが、ダントツ1位は美津乃さん。女性なのに。で、次は…もう見るのが悲しくなったのでやめました。しかも、この競争に入っていないえん魔さんの方が明らかに多いのはなぜでさいか?



棒読みのススメ  田村K-1

宇宙において、人間なんてちっぽけなものだ。
自然はそのままが美しい。
演技だって同じだ。そのままが良い。
ファントマに入団して2年半。ついに私は無我の境地に達した。
私がこの度筆をとったのは、その極意を、
これから演劇を志す諸君にぜひとも伝えたくなったためだ。かの世阿弥は、

「役者は無心、観客はそれを見て忘我になる」

と仰ったそうだ。そう、無心。
何も考えず、与えられた台詞を、
そのまま、まるで文字を生まれて初めて読んでいるかのようにしゃべる。
かく境地を理解しない凡庸な人々は、この方法を侮蔑し、こう呼ぶだろう。

「棒読み」・・・と。

しかし、すでにこの無我の境地にたどり着いた私は、ここにいたるまで、感極まった足軽、極度に緊張する海軍兵士、和服を着たロンドンギャング、階段にけつまづく医師、重要な事は何ひとつ言えない訓練兵、インディアンに狼狽する白人など、様々な役柄を、
「無駄に演じ分けることなく」、
すべて平坦に読みきってみせてきた。
悲しいかな、ファントマの凡庸な役者の一人である天野女史はそれを見て

「この前のサイエンティスト。田村君がやったら棒読みすぎて科学者に見えないね」

と言っていた。
彼女は何も判っていない。白衣を着て瓶底メガネをかけているのだから、サイエンティストだということは一目瞭然である。
つまり、無理な演技で科学者を表現しなくてもいい訳だ。
さらに、煩悩にまみれた演出家えん魔ポンは私の襟をつかみ軽々と持ち上げると、

「田村・・・、棒読みもいい加減にしろや。ふざけてんのか? 殺すぞ?」

とザリガニのように虚勢をはっていたものだ。哀れ。残念。もっと自分の台本に自信を持てばいいのに。演劇とは客の想像力。役者がそれに何か加えるなど、蛇足以外の何物でもない。
そもそも、私は台詞を間違えずに言うだけで十分だと確信している。つまり、常にいっぱいいっぱいなのだから。

無心の境地に、真の人間の心がある。
無地のキャンバスは宇宙だ。
そう。棒読みの台詞こそ最高で唯一の表現。

棒読み。ボウヨミ。

ソレハ セリフヲ ボウノヨウニ ヨムコト

ニンゲン エンゲキ スバラシイ・・・









伊藤えん魔の
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らしーの● 楽屋で異臭騒ぎ。終演直後、クサいのは誰? そこでお鼻がご自慢の女優さんチーム出動。まず第一容疑者、皮パン着用浅野さん…「あやしい? いや、臭わないです、無臭です」 念の為、同じく皮パン着用美津乃さん…「わお☆ 薔薇の香りで〜す」 やがて辿り着いた哲州さん…「犬の香りです。雨の後の犬です」 犬…なんだか納得。かぐわしーの。




嗚呼、後悔録音 ◯青春残酷編◯      浅野彰一

【プロローグ】
 俺は後悔なんてしたことがない。これまでも。そして、これからも・・・。
 事件は千秋楽に起こった。それは忘れもしない平成19年2月18日、日曜日。「エンジェルダスト」大阪千秋楽、その日は「伊藤えん魔のAMam」ラジオ特別公開録音。俺は興奮のあまり小鳥のように早く目が覚め、いてもたってもいられなくなり劇場に一番乗りした。ゆったりと支度をすませ、掃除のおばちゃんに挨拶なんかしたりしながら平静を保とうとしていた。すると、 「よう、早いな?」 その疑問をそっくりそのまま返したくなる。なんと座長が楽屋に現れた。
「えぇ、まぁ・・・」 挨拶もそこそこ、ウォーミングアップに行こうとする俺に座長はこう言った。
「これが今日の原稿だ。目を通しておいてくれ」 自分しか気づかないほどの震える手で原稿を受け取り、興奮を抑えながらコント台本に目を通した。(いける。これなら俺の独壇場だ。爆笑間違いねぇ。イタダキモモノキサンショニョキッ!)
さらに一週間暖めたトークネタ『とっておきの公開実演もの』もしっかりと原稿にメモった。後は本番を待つばかりだ。


【盗まれたネタ】
 公開録音本番が始まった。お客がぞろぞろなだれ込んでくる。盛況だ。俺の超おもろトークを炸裂させてやる。俺は自分を落ち着かせようと大きく息を吸った。その時だ! 俺は自分の目を疑った! 涼しげに座る座長、看板女優、約二名の手元の台本に、なんと、俺のネタが・・・、俺のネタが・・・、俺のネタが書き込まれとるっとるっとるっとるっ!!!!!! 思わずむせた! 信じられないことに俺の原稿がコピーされとるっとるっとるっとるっ!! 厳密に言えば、なんと俺はコピーする前の原版にネタを書き込んでしまっていたのだー! 座長と看板女優は大笑いしながら俺の全ネタを暴露してくれた。
「きゃははは! SMショー?」「わはは! ファイヤーダンスってなんだ?」「そがのいるかって、せめて漢字で書きいや」
 あばばばばば!!! 嗚呼! 後悔録音! あばばばばばばば!!!!!!


【エキシビジョン】
 動揺のあまりコントもかみ気味。やや滑りながらも、なんとかトークで盛り返し、会場が暖まってきたその時。ファントマのボキャブラ貧困看板女優 阿波さん(匿名)が信じられないことを言った。
「店の前にさぁ。でっかいエキシビジョンつけたら!? ダハハハ!」
・・・・・・・・エキシビジョン◯? それを言うなら『液晶ビジョン』だろ? 「エキシ」と「エキショウ」が似てるからって・・・

{exhibition}=
展示。公開。陳列。模範演技。エキシビション・ゲームまたはエキシビション・マッチの略。
スポーツの世界において、勝ち負け抜きで行われる特別試合。


 なんだよ! ある意味うますぎるわ! 嗚呼! 後悔録音!!

【エピローグ】
 収録は・・・終わった。いろいろあったが結果オーライだ。失敗してもそれを気づかせないようにやるのが俺たちプロだ。わかってる。俺たちに明日はない。このコメントも特に意味ない。また次の公演でもやってやろうじゃねぇか、後悔録音、いや、公開録音。今度はもっとうまくやれるさ! きっと。なにしろ俺は後悔なんてしたことがない。これまでも。そして、これからも・・・。



らしーの● レッド・リバー・バレー以来、「おじいちゃん」と慕われる盛井さん。東京で私たちのおじいちゃんにノロウイルスの猛威がふりかかる! わたわた心配する孫劇団員達。大阪公演では、楽屋の盛井さんの席に『どうか死ぬまで元気でいてください』という手紙と栄養ドリンクが供えられていた。おいたわしーの。




バカ四月♪ ◯Folly April Fool's Day◯  坂本ユカ☆


 四月は暖かくて脳ミソが緩む季節。劇団員も例外じゃない! しかもエイプリルフールにはどんな嘘をついても犯罪にはならないらしい。
さて、どんな嘘で皆を困らせてやろうかな♪ ケケケ(悪魔)

 10代で最年少の才花には、
「エイプリルフールには必ず毎年5個嘘をつくノルマがあって、達成出来ないと成人出来ない。秘密だけど皆やってきたよ」と言おう。
「えん魔さんも例外ではない」と付け加えるとさらに効果あり。脳みその少ない才花は、その事だけ考えて1日が終わる。ケケケ。

 私からもらう物は美味しい物か、有り難いものだと思っている森愛には、
「かしわ餅とか、桜餅の葉っぱがすごく美肌に良いらしいよ。私も餅食べて、集めて顔に貼ってる」と言う。
森愛は聞いた瞬間に葉っぱを顔に貼りまくるに違い無い。美形女優森愛子から、もやもやと懐かしい葉っぱの香りが…。ケケケ。

現実となった悲惨な四月うさぎ
 美津乃さんには、カバンの中にミニウサギを忍ばせ 「たまにカバンとか机の引き出しにウサギが入っている人がいるそうです。エサを過剰に与えると縁起が良いそうですよ」と言う。
数ケ月後、ブルジョアな美津乃さんに豪勢な餌を与えられたウサギは10数キロに成長し、家の中をドタバタ走り回る事になるのだ。ケケケ。

 オーラが仙人みたいな盛井さんには、
「ファントマの女の子劇団員の中で、盛井さんが一番人気ですよ♪」と耳打ちする。きっと「ふーん。あ、そ」とまったく興味が無い。ちっ。企画倒れ。

 写真写りが物凄く悪い天野さんには、
「撮影の10分前から鏡の前で 『可愛く。可愛く。わたしにちちんぷいキュート★』と唱えると、スピリチュアル的にオーラの泉が解放され写りが良くなるそうですよ」と言う。
いい歳してもう後がない天野さんはかならずやる。イタイイタイ。ケケケ。

 アイドル大好き田村さんには、
「私の親戚の中に○○って言うアイドルの子がいるんですよ〜」と隣の部屋から、聞こえるか聞こえないかぐらいの距離感で言う。
その日から、田村さんは意味もなく私にやたら優しくなるに違い無い。ケケケ。

 年中ダイエッターのえん魔さんには、(そのわりに効果なし)
「最新のダイエットサプリメントです」と言って細かく切った牛脂を数粒差し出す。…いや、これぐらいの事では騙されない。
だってえん魔さんは、あるある大辞典の不正を新聞がすっぱ抜く前に「あれは嘘だ」とズバリ見抜いた男だからだ。(あるある体操を毎日やったらしいが効果なし)

 さて、この秘宝が皆さんの手元に届く頃には、無数の馬鹿達が泣きを見ているに違いないです。ファントマの悲報です。みんな、騙されて死ね。私だけ幸せになれ!



らしーの● エンジェルダスト最終日、エキストラさん達はすっかりおっかけファンモードに。エキストラのSさんにサインを頼まれて坂本さんはいつもの太陽スマイル。ニコニコさらさらとサインした後に『I’m ボイン』と大きく書き添えられました。驚愕・・・。私には一生真似できない芸当です。うらやましーの。





『楊貴妃 愛の調べもの』

嗚呼、女は美しくなりたいもの。世界の美女「楊貴妃」について調べました。楊貴妃が皇帝に見初められたのは二十二歳。楽器はなんでもござれ。踊りを踊らせれば翔ぶように軽く舞い、もちろんその歌声もラーメン並に天下一品。おまけに教養に満ちあふれていたという謎の彼女。すごい、まさに女性のお手本です。

●傾国の美女…古代中国の玄宗皇帝は楊貴妃に溺れた。後宮にいる三千人もの美女にも目もくれず、政治を顧なくなり、その結果大規模な反乱が起きたため傾国の美女と呼ばれる。(三千分の一。ちなみにチュニジアの薬剤師と一緒の倍率)

●容姿…唐代の美人は、ふくよかな姿態と切れ長の目、小さな口を特徴とした。楊貴妃も例外ではない。むしろ太り気味だったらしく、玄宗に「おまえならちょっと風が吹いたぐらいなんともあるまい」とからかわれて彼女が怒ったという話も伝えられている。(ふくよかで切れ長で小さな口…魔人ブウ?)

●嗜好のライチ…楊貴妃の『ライチを食べたい』の一声に、玄宗はライチが美味しいといわれるはるか遠い地方からわざわざ取り寄せていた。しかも何十頭もの早馬で。それを急ぎの公用だと思っていた民衆。事実発覚後、すぐにクーデターが起きて国は滅ぶ。そら腹たつのも当然です。(ライチも気が重かったのでは)

●楊貴妃の墓…楊貴妃の美貌と金運にあやかろうとする人々が、碑の一部を削って持ち帰るせいで今では半分ほどになってしまった。 また、その墓の土を化粧の時に混ぜて使えば、楊貴妃のように美しくなれるという伝説まであり、女性たちがこぞって持ち帰っていくらしい。(普通に墓荒らし。怖い。女怖い)





春はばかもの   哲州句会

少しずつ暖かくなり春の訪れを感じる今日この頃。低知能美男子の倉増哲州です。 私の中に眠っていた絵心、俳句心、芸術に対する思いが目を覚まし爆発しそうになりましたので、この場をお借りして発表させていただきとうございますか。

劇場から退出時、閉館時間が迫り誰かが「撤収!」と言ったとき、「はい!」と皆が返事するなか、1人だけ自分が呼ばれたと思い、違う意味の「はい! 僕です! ここにいます!」と答えた時の作者の寂しさ、恥ずかしさを詠んだ句ですか。

東京公演の時、謎のウイルスに冒され、宿泊先のお部屋で病床についておられ一点に天井を見つめて動かない盛井さん。死んでると思い呼吸を確認したところ、すやすやとお眠りになっていました。作者の心配と、盛井さんの寝顔の情緒があり面白いという気持ちが伝わってくる句ですか。



ヘアスタイルと内田

人生最大の難関に挑みました。
私、普段は結構いたって普通のそこらの若者。
でも髪の毛をセットして出かけません。
乾かして手櫛です。整髪料も家に置いてません。散髪代は1800円。
別にめんどくさいわけでもなく・・・
セットしても、いつの間にか、いつも通り。
悲しいかな、超形状記憶癖剛毛(よく分からない)なんです!
頭も頑固、髪の毛も頑固。
今までの役と言えば、ほとんど帽子か兜。
そんな僕がサイバーパンクヘアに。
サイバー。髪をギンギンに立てる(イメージ) よしワックスだ!
パンク。髪をツンツンに立てる。よしスーパーハードジェルだ!
完璧。なんだやれば出来るじゃん。
みんなが見てる。僕のヘアスタイルに釘付けだ!
しかしその直後聞いた座長の第一声。
「寝癖を直せ」・・・そんなダメだし聞いたこと無いッス。
それにしても、僕のコラム欄、ちいさくないッスか? なんでッスか?




■ 『楊貴妃の漢方薬』 4月8日(日)午前10時より先行WEB予約開始!
  →PC http://www.fantoma.info  →携帯 http://www.fantoma.info/mobile
  ※ アクセス後、午前10時ジャストに更新・再読み込みボタンをクリック!

■ 『楊貴妃の漢方薬』でABCラジオ『伊藤えん魔のAMam 劇場公開録音』5月27日(日)PM4:30

  開場待ちトークショー「プレミアム100円えん魔ちゃん」を収録。まじオンエア。

■ 伊藤えん魔 構成出演/
  N-Trance Fish 『Falling me ・・・  ーフレ。オシナガセ。ウゴケ。オドレ。ー』
  AI・HALL(兵庫)7月5日〜8日
  →N-Trance Fish blog http://ntra.exblog.jp/

■ 藤元英樹 レギュラー出演/三重テレビ放送 情報バラエティー番組『ええじゃないか。』
  4月4日 午後8時スタート サンテレビジョン、テレビ神奈川ほかでも放送
  (※ 放送時間はテレビ局により異なります)