TREASURE OF FANTOMAEVENING SPECIAL EDITION  /2004年5月 第21号 


大海賊フック編集長

伊藤えん魔 実録コラム

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が笑ってる! 浅野彰一



 ジョリー・ロジャーって一体誰だろう? 新しいジョリー・マダムだろうか?(意味不明) それともジョリー・パスタのロジャーなのだろうか?(意識昏睡) ネットで検索するとたくさん出てきた。

【ジョリー・ロジャー 検索結果 1】
「デッキや灯台をモチーフにした店内は海賊船風のしゃれた雰囲気。シーフード料理に強く、いつ  も新鮮な食材が手に入るため寿司も人気メニューのひとつ。とても1000円台とは思えない内容」

 わわ、レストランだ。おいしそう。だが何か違う。写真画像を見たが確かに安い。一応チェック。

【ジョリー・ロジャー 検索結果 2】
「全身ボーニィちゃんと頭蓋スカルくんです。ボーニィは関節が自由に動きます。身長30cm。夜 になると妖しくボーッと光ります。顎の丈夫なスカルくん。ジョーズと噛み合い。頭頂部がはず れます。脳みそ入り。脳も分解できます」

 うぇうぇ。わからん。だが脳みそ入りはお得だと思った。写真画像を見たがカラフルな脳みそが得っぽい。

【ジョリー・ロジャー 検索結果 3】
「陽気なロジャーの意味。海賊が使用したドクロマークの旗。『死の王 King of Death』と呼 ばれる。昔、航海で船に死者が出た際、このマークを日誌に記入していた。それが死の象徴とな ったらしい。海賊によってアレンジがあり、下の骨が剣になっているものや、全身骨格と海賊が 砂時計を持っているものなど、多様に存在する」

 わいい! これだ! 成程、あのしゃれこうべか。そんな意味だったんだったんだったんだ。(リズム)

海賊旗、死の王、何とも穏やかでないが芝居の題材となると話は別だ。俺は早速海賊の勉強をはじめた。
 本屋で海賊ものを探しまくり、知人からも情報を集めた。いろんな本を読んだ。それはどれもこれも冒険とロマンに溢れ(マロンに溢れているのはモンブラン)、血湧き肉踊る世界(湯湧き裸踊るのは温泉での宴会)だっただっただっただった。(早いリズム) 俺は10作品中7回は感動して泣いた。
 実に7割の確率で泣いたのである。泣きすぎだ。気づくと俺の将来の夢は『海賊になる事』となっていた。なぜ海賊は俺の心を揺さぶったのか? そこには忘れかけていたものがあった。それは仲間を大切にする気持ちであったり、男の意地であったり。いろいろだったりだったりだったりだったり。(ゆったりしたリズム)
「よし、海賊になろう」 そう決めた。


 ところが俺ときたらどうしようもない臆病者だ。腕っ節も強くない。くだらないことで悩んだりするし、些細なことで腹も立てる。人望なんてあったもんじゃない。海賊なんてとんでもないや。酒飲んでもすぐ酔っぱらうし、おまけに船酔いまでしてしまう。俺には向いてない。だけど大切な物はみんな一緒かもしれない。順番は様々かもしれないが、恋人であったり、親友であったり、尊敬する人であったり、プライドであったり。そんないろんなものを胸に抱いて大海原を駆け巡る海賊が偉大に思えたんだ。悲しいことも辛いことも、笑って吹き飛ばす陽気さ。死と隣り合わせの恐怖に打ち勝つ勇気と、力強く生き抜く知恵を兼ね備えた強い男ども。
 俺にはとても真似できないけど共感はできる。胸に同じモノがあったら仲間にしてくれるかい? 俺も宝探しやってみてぇ! この世の中、嘘っぱちのやつばかりだけど、本物のあんたらに会えたら嬉しくて宝物なんていらない。それが宝物になるからさ。説得力が違うよがうよがうよがうよ。(短いエコー)

 この三文芝居で俺達は劇団というオンボロ船に乗り、舞台って大海を航海する訳だけど、宝島はどこにあるんだ? 俺達にとって宝物って何なんだ? まったく方向音痴な俺だけど面舵一杯でいってみるか。(とり舵一杯だったら?)
こんな俺でも、宝島見つけられるかな、ジョリー・ロジャー。

 で、面舵って、どっち回りだだだだだだだだだだだ・・・!!!!!?(もっのすっごい早いリズム)



ねぎトロ● 浅野さんにつっこまれた。本番直前のものすごく忙しい日。事務所で徹夜仕事してたらすごく眠くて、私、結構やばい顔してたみたい。浅野さんからすごい顔のものまね(顔まね)を見せられました。「その顔、好きな人の前では絶対見せたらあかんで」とつっこまれました。でも、ものまねしてる変な顔の浅野さんは私より最低で素敵でした。あは。浅野さん、最低で素敵でした。(笑)



どもれども どもれども         斉藤 潤

 前回公演「クロウグロウ」で、僕は一郎太という役を演じました。幼い頃、親を目の前で殺され、言葉が上手く喋れなくなってしまったというかわいそうな青年です。芝居において、 「常にどもる」という役は大変難しく、僕は猛特訓を開始しました。

 稽古場で言葉をかんでいる人を見れば、「なるほど、あぁすればリアルだな」とメモをとりました。セリフをかむと言えば何と言っても浅野先輩。さすが見事なロレツの回らなさです。
「よ、よ、よしあれをマスターしよう」
 じっくりヘラヘラ観察してると「笑うな」と殴られました。浅野彰一、なんと心の狭い。あれで看板俳優なのだからいずれ僕にもできそうです。毎日どもる練習。その甲斐あって、僕はどもりを完全に自分のものにできました。
「こ、こ、これで本番も、だ、大丈夫だ」

 果たして、僕は本番の舞台の上に立ってました。いろいろなシーンにわたり、僕はイメージ通りどもり続け、一郎太という青年を表現する事が出来ました。そして、一郎太の最高の見せ場がきました。茨木童子の教えを守り、自分の心の戦いに打ち勝ってどもりの癖を克服。見事言葉をとりもどし、尊敬する武人の渡辺綱に自分も武人になりたいと懇願する最高のシーン。茨木が残した唄を朗々と読み上げる一郎太。まるで看板俳優のようです。

「この世をば 我が世とぞ思う三日月の 欠けたる事の ありと思えばぁぁぁぁぁ」

 必要以上に語尾を引っ張りましたが、それも演技の深さゆえ。僕はそのセリフを本当に心を込めて言いました。(さぞお客様達は感動する事だろう。うふふ。大量のチョコは僕が得た!【下記/茨木童子の腹の立つコメント参照】)と確信し、顔をあげてその場の雰囲気を探りました。
 ん? お、お、お客様達の様子がおかしい? 誰も感動してないような・・・? そう、お客様達は一郎太がどもりを克服した事に気付いていなかったのです。
「なぜ? なぜなのぉぉぉぉ!?」
 僕は必要以上に語尾を引っ張りつつ一人で悩みました。悩みは意外に早く解決しました。その日のアンケートにありました。

「潤さんのナチュラル演技、悪くないんですがナチュラルすぎでどもりか正常かわかりませんでした」

 ナチュラル? 自然!? Nature?  僕は猛特訓によってどもりをマスターしたように思い込んでいただけだったのです。元々どもりの資質を持ち生まれてきたのです。いや、むしろ天然どもりなのです。だめだ、僕。役者向いてないな。えへへへ。ま、ま、まだまだやめないぞ。




ねぎトロ● えん魔さんにつっこまれた。えん魔さんは黙って仕事をしていた。確かに何もしゃべってないのに、私はえん魔さんに「えっ?」って聞き返した。「俺は何も言ってないぜ。急に『え』と聞かれても困る。宇宙から指示でもきたか?」とつっこまれた。その後も私はなぜか同じことをやってしまう。宇宙からの指示はまだない。でも、えん魔さんのつっこみは好きだから別にいいかな。え?









ねぎトロ●
盛井さんにつっこまれた。星形のイラストが書いてある服を着ていたら、「スターだからスターの服着てるんだろ!」と大騒ぎでつっこまれた。わらべのような盛井さん。ちょっと痛い痛い。私も痛い。私、スターじゃないです。スターになりたいけどスターではないです。でもいつか、きっとなれるかな? いや、なれるだろう。ところで、スターの服って、かわいいなぁ。盛井さんは痛い。



 トロンボーンボボーン
                    西川昌吾


  皆さんはどんな青春時代を過ごしましたか?目指せ、甲子園? 武道館? 花園? 僕は、「目指せ、普門館」でした。

 そこは吹奏楽をやっている中・高生達がコンクールで勝ち続けると辿り着く最終地。大指揮者カラヤンもリサイタルをやった5000人収容の大ホールです。演劇界で言えば、国立劇場か浅草ミュージックといったところ。
 今回、この紙面では僕にとって音楽が「音が苦」へと変わっていった凄まじい体育会系文化部のお話をしようと思います。
 まず、ある『凶器』について話しましょう。それは「指揮棒」です。手で握っている部分にはコルクの重い塊が付いており、それが脳天に直撃すると目から火花が出ます。そもそも、指揮をしている方々というのは実によく手首のスナップが効くのです。その「指揮棒」が凶器になる条件を箇条書きしましょう。


●言う事を聞かない時(反抗)
●返事が小さい時(軽く無視)
●スタッカート(音を歯切れ良く)
●下手な時(音痴)
●機嫌が悪い時(知らねぇって)

 とにかく我が部は殺伐としていました。例えば、朝練に来なかったら膝蹴り。返事が小さい時は3階の音楽室から校庭へとダッシュで駆け下ろされ、野球部が練習している側で一列に並んで返事だけを何十回もやらされたものです。
 もう楽しいわけがない! 運動部の連中は、体育の時間や体育祭の時、自分のお得意の種目がやってくるとヒーローになれますよね。でも僕らは音楽の時間に見本でやらされる程度。文化祭にいたっては先生主導の余計なイベントのせいで地獄の稽古が続くのです。逆にバンド演奏を披露する運動部連中が輝いてたっけ。疲れ果てた僕はとうとう楽器から離れてしまいました。9年前の話です。

「ほう。西川、管楽器やるのか。ならやれ」  先日の一心寺新春顔見世音楽祭。座長の一言はいとも簡単に僕のトロンボーン姿を人前に引っ張りだしました。だけど・・・楽しかった! めっちゃ楽しかった! 浅野さんと二人で雰囲気だけのホーンセクション。9年ぶりの演奏は滅茶苦茶下手でしたがとにかく楽しかった。あの頃はそうではなかったけれど。

「お前ら下手すぎだぜ。わははは」  えん魔さんは笑うだけで怒らなかった。あれれ? 殴らないんすか? 俺もトロンボーンでヒーローになれる日が近いかもしれません。




ねぎトロ● 山根ちゃんにつっこまれた。ファントマの事務所近くにおいしいラーメン店があるそうです。ある日、そこにみんなで食べに行く事に。「今日は藤平(とうべい)ラーメン食べに行こう」。ところが、私は聞き間違えて「透明ラーメン?」って聞き返した。「ラーメンが透明だったら食べられないです」 あぁ、なる程そうかと納得した。あわさんは「ビーフンなら半透明なのに。残念ね」って素敵に笑ってました。藤平ラーメンは透明ではなかったがおいしかった。




■INFORMATION

■『ジョリー・ロジャー』 先行WEB予約のお知らせ 特別先行予約開始日時
 ●大阪公演 3月27日(土)午前10時より
 ●東京公演 4月24日(土)午前10時より

 PC http://www.fantoma.info   携帯 http://www.fantoma.info/mobile
 ※ アクセス後、午前10時ジャストに更新・再読み込みボタンをクリック!




■客演情報
●美津乃あわ & 浅野彰一 シアター・ガッツ 『ホンキートンク・エレジー』
 東京 パルテノン多摩小ホール 4月18日(日) →シアター・ガッツHP http://www.theaterguts.net

●浅野彰一  KURA企画 『芝居をつくろう』 4月23日(金) 〜25日(日)
  →一心寺シアター倶楽 http://www.isshinji.or.jp

●浅野彰一 ランニングシアターダッシュ  2004サマーリーグ『POOL』
 ◆ 大阪 伊丹アイホール/6月19日(土) 〜27日(日)
 ◆ 東京 中野・ザ・ポケット/7月3日(土) 〜11日(日)
 ◆ 愛知 長久手町文化の家 風のホール/8月6日(金)
  →ランニングシアターダッシュHP http://www.r-t-dash.com

●伊藤えん魔 劇団赤鬼ミステリーツアー  6月19日(土) 〜20日(日)
  →劇団赤鬼HP http://www.akaoni.jp/

●『一心寺恐怖百物語』今年もあるのか!?  8月13日(金) 〜15日(日)
  →一心寺シアター倶楽 http://www.isshinji.or.jp




ねぎトロ● あわさんにつっこまれた。冷蔵庫に水を入れておいてと言われたので冷蔵庫にペットボトルをいれた。次の日、水は凍っていた。冷凍庫に入れたからだ。溶かそうとお湯を沸かし、ペットボトルをヤカンにいれた。氷が溶けて喜んでたら、ペットボトルごと溶けてしまった。あわさんに報告したら「あほね」と笑われた。あわさんは優しい。普通は許さない。





ミニスカとおっさん 純文学作家/根山輝美
  
 午前九時四十分。
 彼女は愛用の自転車に乗り、自宅からライブハウスまでの道のりを颯爽と駆け抜けていた。彼女の名前は山根美輝子。劇団に所属する舞台女優である。
「お財布を忘れてお家まで戻ってたら遅刻しちゃった。私のバカ」【実際は関西弁】

 遅刻してしまった分、太ももにも俄然力が入っていた。
「今日は久しぶりにミニスカ・ 気を付けなきゃパンツ見えちゃう」【実際は関西弁】
 そう、彼女は今日、高校生の時以来というスーパーミニスカートをはいてきていた。なぜなら今日は劇団の座長が主宰するバンドライブ『ENMA LIVE BLUES』の日。彼女は美人受付嬢を担当。必然、お洒落にも気合いが入る。あぁ、乙女心。下心。仏心。

 九時五十分。
 自転車を止める。目の前は赤信号。常識ある彼女は急いでいても当然止まる。
「あぁん、もうすぐなのに! ついてないなぁ。てへ」【実際は関西弁】
 その時だった。ふと、左斜前方から妙な視線を感じる。何事かと思い視線をやると、そこには彼女の太ももにニンマリ視線を向けた痴漢おっさんがいたのである。

「なんや、あのエロおっさん。何をジロジロ見とんねん」【実際も関西弁】
 信号が青に変わる。一瞬の隙をつき、日頃鍛えた自転車テク(三馬力)を駆使して彼女は交差点を一気に渡った。スピードアップを試みる為、さらに太ももに力をこめた。

「あ」【京都弁】
 また、赤信号。せっかくの逃げどころだが、関西人の彼女はきっちりと止まった。 ヂリンヂリン。ちょっと錆び付いた、鈴の音が聞こえる。音の鳴る方へと目をやると、見覚えのある半笑いの中年がそこにいた。
「やだ! またこっち見てるよぅ。もう、やんなっちゃう」【やっぱり関西弁】

 九時五十二分。
 青信号に変わるか変わらないか。彼女はレースボート(住之江)のように飛び出した。だが敵は手強かった。痴漢おっさんは彼女を楽々と追い越してきたのである。
「ぎゃぁ、あぁぁあああぁっっっ、ああああっ、ああ!!!」【魂は土佐弁】

 武豊が騎乗するハルウララより早い痴漢おっさんに怯えながら、彼女は必死にペダルをこいだ。だが、吹き出す汗をものともせず、彼女の左前方から付かず離れず、アクロバティックな低い姿勢(覗き込むのにベストな体勢)を崩さなかったのである。

 九時五十五分。
 クライマックスの終わりは突然だった。あれだけ見事な曲乗りを見せていた痴漢おっさんが煙の様に消えたのである。前だけを必死に見ていた彼女は呆気にとられた。
 ヂリンヂリン・・・・・。
 あの、錆びた鈴の音だけを残し、痴漢おっさんは左折していたらしい。


 ヂリンヂリン(ありがとう)
 ヂリン(俺に)
 ヂリンヂリン(青い春を・・・)
 ヂリンヂリン(ありがとさんさん)【坂田利夫】


 すでに言葉などいらなかった。彼女にはわかっていた。たった2分半ではあった。されど2分半。時と道を同じくしたパートナーとして。
「痴漢おっさん・・・下、スパッツはいとるっちゅうねん」【ジャスト関西弁】

 ヂリンヂリン・・・・・。
 無風のスクランブルには鈴の音だけが残っていた。

(十分後、遅刻した彼女はどえらく怒鳴られる事となる)









『甘いプレゼント カカオと加糖と誘惑と』 
                   美津乃あわ


 ちょっと、自慢していいかしらん? ゲフ。

 今年のバレンタインデー、チョコレートの海で溺れるほど頂きました。
『Claw Glow』の公演中だった事も重なって、すごいいっぱい頂きました。共演していた男前な男優陣を差し置いて、ダントツずば抜けトップでしたの。気分は最高、その後チョコを主食にすごしまちた。そのうちの一つは私だとおっしゃるあなた、あなた、あなた、ほんとうにありがとごじゃまーす。感謝感激でごじゃまーす。残さずぺろりといただきまちた。

 私はとってもプレゼント大好き人間で、品物がどうとかいうより、その人が品物を選んでくれたり作ってくれたりしている時の気持ちがヒシヒシと伝わってくるのがすごくうれしい。だから好きなの。バレンタインデーなんて、いつも以上に『愛』がこもっていたりするわけだからもうたまらん。ああ、愛されるって素敵・・・。

 中でも驚いたのが、誰にも言っていないのになぜか私の大好きな『WEDGWOOD』グッズがたくさんあったこと。すごいわね。テレパシーね。愛は超能力をも生むのよ。そしてチョコもいろんな種類があったのだけれど、中でも一番お気に入ったのは『柿ピーチョコ』。これがまたうんまいの。おかきの「柿の種」にチョコのコーティングがしてあるんだけれど、一見「?」なようでとっても美味。北海道のロイズチョコにポテチをチョコでコーティングしたのがあってめちゃくちゃ好きなんだけど、あの感覚に似ていたわん。もうたまらん。手作りのクッキーなんかも最高でしたわ。しあわせ。
 なんか頂いたものの品評会みたいになっちゃってるけど、この場を借りてお礼が言いたかったのね、私。ほんとは一人一人にこれが美味かっただの、どこで見つけただのお話したい気分。このお返しは、舞台の上からありったけの愛をフォーユーですわね。

 次はWキャスト公演。とは言うものの一般に言う『休憩出来るWキャスト』ではなく、『過酷な役代わり公演』なのよね。つまり二役分こなさにゃならん訳だ、これが。がんばりますともさ。えぇ、死ぬ気deがんばりますともさぁ。ゲフ。(チョコ腹)

チョコ埋まり

チョコ隠れ

チョコ睨み チョコ乗り



はなれ小島

 前回公演『Claw Glow』の稽古中のとある日、私は女性達に言われました。「小島さんって島の人って感じですね」「そうそう、そう思います」「本当だ。なぜ今まで気がつかなかったのかしら」「おほほほ、島だ。島のにおいよ」 何が根拠でそのような表現をしたのか不明ですが。女性達曰く良い意味でいったらしいのです。生まれてすみません。
 また、衣装部から子供役チームにある指示が下りました。「すね毛を剃れ」 運悪くその対象は私でした。それからは公演終了まで常にすね毛を剃っておりました。あれ? 何の話をしてましたでしょうか? 次回はすね毛はどうなるのでしょうか? 今から剃っておいた方がいいのでしょうか? どうでもいいですね毛。すみません。生まれてすみません。




ねぎトロ● みんなにつっこまれた。ファントマの連絡簿に自分の名前を書き間違えた。パソコンで「トロです」と打った筈なのになぜか「壷です」と表示されていた。確かにトロ「toro」と入力した。でも、壷「tubo」だった。次の日、えん魔さんに「どうやったらあんな風に打ち間違える事ができるんだ? お前はマグロの一部分であってタコ本体ではないだろう。だが、カタカナを漢字に変換するとは大したものだな」と哀れまれた。ツボです。芸名もそうしようかと少し思った。