これでも駅名だ
 世の中には『変わった名前』が無数に存在する。今回は駅名特集。関西にも変な駅が割とある。『十三』『たこじぞう』等は関西人には普通でも、他から見れば「13? ゴルゴの?」、「地蔵? タコが?」となるだろう。だが日本は広い。もっとトンでもないのが沢山あった。

 福岡県は筑豊鉄道にある『源じいの森』。なんと郷愁誘う駅名。宮崎駿映画みたいだ。由来は不明だが、九州では有名な野外公園らしい。岡山智頭急行には『宮本武蔵』駅がある。おそらく武蔵以外に何もなかった土地が、ストレートにちなんじゃった訳だ。

 日本一短い駅名は『津』を筆頭にいくつかある。では、日本一長いのを御存じだろうか? 紹介しよう、『南阿蘇水の生まれる里白水高原』(熊本南阿蘇鉄道)。ここは最近できた新駅らしく、それまでは上越線の『新潟岩原スキー場前』が最長だった。ネーミング意図はおよそ想像がつく。「じゃ、ここは『南阿蘇白水高原駅』でいくか」「長いな」「調べたら日本で二番目に長くなるそうですよ」「え! そうなの? だったら何でもいいから日本一にしろ!」 で、添付されたのが『水の生まれる里』と言うフレーズだったのだろう。

 他にも、『なおみ』『もいち』『はるかごろう』等人名編や、『大口菊名/おおぐちきくな 』(神奈川横浜線)、『果物フルーツパーク』(天竜浜名湖線)等、絶対狙ったとしか思えないものもある。