フィギュアの世界は深海2万メートル


 フィクション、ノンフィクションを問わず、あらゆるキャラクターを縮小模倣するフィギュア。関連雑誌も多数出版され、業界は大いに盛り上がっている。とにかく、フィギュア職人にかかれば、題材にできないものはない。写 真中央の「セガタ三四郎」はお馴染みだったCMキャラ。発売元はTAKARAで、他にも「ラララむじんくん」で人気を集めた宇宙人3人組も同時に発売された。
 
 その横で睨みを利かしているのは「ゴルゴ13」。このフィギュアはただの模型ミニチュアではない。なんと、彼の愛銃M-16が専用アタッシュケースに分解収納せきるのだ。やはり人気キャラになってくると、かなり詳細なディティールと演出効果が考えられているようだ。その最たるものが「あしたのジョー/最終回バージョン」だ。ジョーがコーナーにもたれかかり、真っ白な灰と化している姿はファン感涙もの。だが金メッキ製なので、俺には「ぐったりしたオスカー像」に見えた。

 そして、驚くなかれ。ついにリリースされたのが三船敏郎/椿三十郎フィギュア! 「懐中の手」「肩クイッ」等、定番ポーズはすべてこなせる。「それなら勝新太郎や若山富三郎む作ればいいのに。わはははは」と思っていたら、すでに発売中とのこと。恐れいりました。一体平均10000〜15000円程度。