アウトドア・グッズ展示イベントの演出を依頼された。「ああ、テントや寝袋とかのアレですね?」と気軽に出向いた処、これが大間違い。そこは洒落と実用が融合したサバイバル・ワールドだった。
まず山男はわかり易いのが大好き。2つ穴ストッパーは「ブタのハナ」、強力吸盤は「タコチュー」と見た目そのまんま。ピッケル・ポールをくるむ収納ザックはズバリ「ポール巻」だった。
険しい渓谷を踏破する為のゴツイ靴も沢山あったが最も一般的なのは、何と「わらじ」! (なぜかPR写
真は綺麗なお姉さん) 岩や苔の多い沢道には絶大な威力を発揮する。
さてさて、極めつけはサバイバルグッズ。その危機迫るシチュエーションと性能がなんとも軽いタッチで紹介されている。
●『クマ撃退スプレー』
/襲われたら噴射。8mの距離で逃げながら噴霧して下さい。
あえてノコメント。
●『ストロー浄水器』
/非常渇水時に最適。劣悪な衛生状態で水を99%浄化します。
つまり1%は何か入っちゃう訳だな。一応、粉末除菌剤付き。
●『酸素くん O2』
/『高山病かな?』と思ったら吸引して下さい。元気が出ます。
高山病かなって。しかも得られるは元気。
●『ビーコン発信機』
/雪崩に埋没した仲間を生きている間に発見する事が可能。
サラリと言うな! サラリと!
・・・とうとう最後まで圧倒されっぱなしだった。筆者のような腰抜けにはバードウオッチング用の「鴨フラージュ」が丁度いい。山の男達は物凄いや。
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