伊藤えん魔の「顔出し道場」02


国際問題寸前顔出し


 今回は当コラム担当のS記者がゲットした一枚である。W杯の時、カメルーン滞在で大騒動だった大分県中津江村に取材へいった時に発見。選手が来村する時から宿舎の玄関にバーンと置いてあったと言う。村の人に電話したら「まだあるある!」とデジカメで撮ってわざわざ送ってくれた。親切に感謝。

 盛大な歓迎を受けたその日、彼らの眼前には『訳わからん国JAPAN』があった。「たまたま真ん中にいた」と言う理由だけで謎の主役に抜擢され愕然とする2番の選手。だが、嬉しそうに看板から顔を出す村人の笑顔できっと許してくれたに違いない。もしかしたら、本人が顔を出して「タイトル/『俺だけ3D』」とやってくれたかもしれない。また、もう少し右寄りだったら危なかった20番の選手も顔を出し、「並ぶ不思議な俺」とかましてくれたのでは? 陽気で寛容なお国柄を忍ぶ。カメルーンのイレブン達が去ってすでに四ヶ月。かの看板はいまだ現役らしい。


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