立場なければ

立ち寄った旅先に立ちふさがる一枚の『顔出し看板』。ご当地の有名人や名物を描いた例のアレである。他に「顔だけ看板」「顔ハメ看板」等の名称が好き勝手につけられているようだ。顔出し看板は一種の変身願望を満たすツールであり、プリクラやコスプレの元祖だと思う。旅先でハイテンションになっていなければまず顔なんか出せない。冷静にこれを使用する地元の人はまず存在しないだろう。 　一発目は道場主自身による投稿。過年、北海道へ赴いた際に出会った壮大かつ謎の顔出し看板だ。ひまわりが看板真後ろまでびっしり群生して隙間がない。つまり、これは顔出し看板にして顔を出す足場がない不条理な作品なのである。単に俺が太いからか？　ならばスリムとなってどんな隙間にも入れるようにならねばなるまい。 　 作品タイトルは『立場なければ出す顔もなし』とする。 　作品は随時募集。遊園地の定番、街で見かけた変な看板、アルバム整理で出て来た年代物の一枚、全国にある「激おもろ顔出し看板」を広く募集する。おもろげな看板を産経新聞編集部に応募して欲しい。優れたユーモア作品をお待ちしてるぜ。

作品の投稿は「伊藤えん魔伝説／fantoma@olive.plala.or.jp」か、
または産経新聞メールボックス／friend@sankei-net.co.jpまで。
（jpg形式で圧縮６以上　72dpi、1200×900pixelが大体の目安だ）

投稿作品を直接郵送する場合は
〒530-8275（住所不要）
産経新聞社会部「アクセスふれんど／顔出し道場　係」

採用作品にはファントマ関連の最新公演チケットをプレゼントするぜ。