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東京、モスバーガー五反田店が最近注目を浴びている。 別に特別メニューがあるわけではない。 ごく普通のモスバーガーを販売している。 特筆する点は、この店には７０代以上の従業員が５人もいる事。 柔らかく気さくな接客が好評な上、レシピも丁寧で正確、売り上げは上々という。 モス本社によれば、バイトを募集しても全然集まらなかったので、 思い切って年齢条件を広げたところ高齢希望者が殺到したらしい。 優良なサービスが提供されるなら問題ない。 今やおばぁちゃんバーガーとして人気店となった。 雇用機会を広げた同社の株はあがったはずだ。 また居酒屋、 コンビニ等で働く外国人や留学生のアルバイター達も首都圏ではすっかり普通になった。 注文をわかってくれなくて苦笑いする時もあるが、彼らは大抵明るくひたむきだ。 きっと安い賃金で雇われてるのだろう。一般観測として俺はそう思っていた。 だが、まったく違う雇用理由を知って驚いた。 ある日、店長以外は全員アジア系バイトという飲み屋に入った。 「醤油」「ショウチュウ？」「ハマチ刺身」 「オマチノハマチ？」 「ひややっこ」「ヒヤウィゴー！」 いくら何でも接客にならない。 料理と同時通訳で忙しい店長さんに嫌味を言ってみる。 すると店長がため息をついた。 「日本人を雇いたいんですが、日本のバイト君はすぐ来なくなっちゃうんです。 けど、あの子達は風邪ひいて熱があっても毎日時間通り来てくれます。 バイト代は同じですし」 今、雇用側は働かぬ者を斬り捨て、勤勉な高齢者と外国労働力に熱い視線を送っている。 日本の若者よ、このままでいいのかい？ お前らやばいぜ。真面目に働け！ |
