登場！ 世の中には色んな学校があるものだ。今回、見つけたのは探偵の専門学校。その名を「アビリティ・インクワイアリー・エージェント・スクール」と言い、上部組織はれっきとした探偵社。トップを務める警視庁の元敏腕刑事がＰＲパンフに登場していた。
　 なぜかこの手の写真は電話中のポーズが多い。虫メガネで足跡を睨んでる写 真とか、別人になりすまして（変装中）のキャプションを入れてもいいと思うがやりすぎか。探偵と言う職業柄、素顔はまずいような気もするので本紙面 では伏せておこう。（笑）

　さて、肝心のカリキュラムだが、まず民法刑法等の専門知識から戸籍住民票の閲覧方法、車のナンバープレート調べから学校のいじめ相関図の推測作成法までズラリ。中でも尾行実習は一度やってみたい。３人１組で特定の人物を尾行し、一人めが「あ、見つかっちゃった！」となったら順次の者に交替して行うと言う。盗聴や隠し撮りの特殊装置も興味深い。

　 余談を一つ。数年前、知り合いの女性がストーカーに付きまとわれ困っていた。ちょうど結婚前でもあり、婚約者に頼んで見張る事にした。まんまと姿を現した不審者を捕まえ詰め寄ったところ、そのストーカーは婚約者の両親が彼女の素行調査を依頼した探偵だったという事件があった。このようなドジな探偵さんは、是非この探偵専門学校でノウハウを一から学び直して欲しいものである。超就職難時代、履歴書に「探偵技術」と書けば有利かも。