電脳生命よ、どこへ行く? 


  玩具としてはあまりにも高額であるにも関わらず、電脳ペット『AIBO』は随分話題になった。未だに不可解なプレステの『シーマン』、古くは『ファービー』しかり。ファービーとシーマンを喋らせたら「遊んで! 遊んで!」「お前はどうしてそんな事を言うんだ?」とかなりシュールだろう。奴らは玩具というカテゴリーを飛び越え、オーナーの相棒としての役割を十分果 たしているのだ。

  電脳玩具第三世代も多数出現している。写真右上の猫ロボ。『AIBO』とは違い、かなり子供向けの値段設定。ただモーターでのてのて歩くだけではない。玉 とじゃれたりゴロゴロ甘えたりする。しかもニャーと鳴く。(当たり前か?) なんと言っても売りなのが、「遊びに飽きたら勝手に寝る」事だろう。誠、ネコらしい。一度、寝に入ったらいくら構って欲しくても全く動かない。それでいいのか? いいいんですっ! 電脳ペットは言う事を聞かないから楽しいのだ。しかし、ロボットを相棒にするなら極め付けはやはり人間型だろう。テレビでもお馴染みのホンダ『Pー3』。人間の複雑な体重移動を実現した『歩きまくりロボ』だ。彼が家の階段を昇る姿は、もう憧れの近未来である。Pー3の身長は165センチ。一緒に歩けば友達感覚だ。もし、頼もしい方がいいならPー2がいる。Pー2は180センチ、210キロのビッグガイ。一緒に歩けばちょっと恐い。「やっぱロボットは自作で!」とおっしゃる方はどうぞご自由に。近所の散髪屋で一日中ピコピコ回る回転柱ロボはかなりいけてたぞ。