女顔出地獄

『毎年開催される野崎祭りに友達といきました。境内のはずれに放置されていた顔出し看板です。私達以外は誰も写 真を撮っていなかったので恥ずかしかったです。久松とお染が誰なのかもわかりません』(PN モリアイ/大東市 21才)

 いわれも知らず、うっかり顔を出すとは何と軽率。久松とお染は近松半二の「新版歌祭文」に登場するの主人公。近松門左衛門の「心中鬼門角」「女殺油地獄」等の対象作だろうか。慈眼寺は落語の「のざきまいり」でも知られる曹洞宗の寺で、本尊は縁結び、安産、子授けなど、女性を守る観音様である。こんなところに男友達を伴ってブラリと行った日には、言わずもがな縁が結ばれてしまうではないか。顔の角度のつけ方がいいのもうなずける。まぁ、恥ずかしがりながらも顔を出した仲。微妙な間柄に発展していたとすればそれも御利益だろう。仲良くしなさい。ちなみに近松ものは大抵壮絶な悲恋に終わるので覚悟しておくようにな。

『女顔出地獄』


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