愛想笑いなんかするな

「展望ホールで客室乗務員の看板を見つけた6歳の長女。『スチュワーデスさんになりたい!』 初めての顔出しは勝手がわからず手まで出す始末。ひきつった笑みを浮かべる娘の横で、余裕のキムタク・スマイルの私でありました。スチュワーデスもつらいね、ひかり」(PN ひーちゃんママ/大阪狭山市 35歳)

 一見、普通に微笑ましい写真だが、道場主はこの一枚に『顔出し』の真理を見た。キムタクと言うよりエセ・タカラジェンヌの母の笑顔にはなく、ひきつった笑顔と言うよりむしろ悲愴な娘の顔にあるもの。それは「強力な執着心」だ。スチュワーデスに成るため、身長の足りなさを気にする余裕もなく、それらしい表情もできず、顔出しで禁じられる「直接手づかみ」もいとわぬ気迫。将来、彼女が本物の客室乗務員となったとしたら、すべてはこの一枚から始まったと言えよう。

作品タイトルは『愛想笑いなんかするな!』とする。


作品の投稿は 「伊藤えん魔伝説 /mail@fantoma.info か、
または
産経新聞メールボックス/ friend@sankei-net.co.jp まで。
(jpg形式で圧縮6以上 72dpi、1200×900pixelが大体の目安だ)


投稿作品を直接郵送する場合は
〒530-8275(住所不要)
産経新聞社会部「アクセスふれんど/顔出し道場 係」

採用作品にはファントマ関連の最新公演チケット等をプレゼントするぜ。