顔出内蔵助

「この写真はその昔、忠臣蔵ツアーに来ていた十八歳の娘2人が、他の観光客達の目も気にせず『キャー! 内蔵助ぇ〜!』と大興奮しながら撮った一枚です。どっちが内蔵助になるかでケンカになったの事はヒミツです。(私が負けました) …『恨』」(PN .則子/神戸市)

 大石神社と言えば『一文字流し』。捨ててしまいたい悩み等を漢字一文字に表して紙に書き、水に流せば苦しみを捨てられるそうだ。例えば、うまくいかなくなった彼と別れたい女性は『男』、試合で勝ちたいスポーツマンは『負』と書けばいい。密かなブームになっていると言うから、世の中悩みの種はつきないということか。社会派の道場主としてはイラクへ赴任している自衛隊員のために『戦』と流したいところである。一文字流し、味わい深い趣向だぜ。(現在、成人病対策ダイエット中につき本音は『食』)

作品タイトルは『顔出内蔵助』とする。


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