伊藤えん魔の「顔出し道場」12


巨大看板と美しい女性の出会い

「こんにちは。私は某企業の社長秘書をしている者です。毎年訪れている富良野スキー場。そこの北の峰ゴンドラコース山頂にある顔出し看板は本当に超巨大! ご覧のように地面から精一杯に背伸びして立ってもこの有様。私達のグループは誰もまともに顔を出せませんでした。(笑)」(八方美人OL/奈良県) 現地で見られる野鳥キツツキを採用したオリジナルキャラクターであろう。名前は「フラノちゃん」か?(いい加減)  看板そのものが巨大なものは今までにもあったが「それに顔を出す人間」までもが巨大でなければ通用しない顔出し看板は初めてである。さすがは北海道、いろんな意味でスケールがでかい。標高940メートルと言う事は山の麓からでも見えるようにと考えられたのかもしれない。巨大な看板と華やかなスキーギャルの相容れぬ関係が切ない作品となった。

タイトルは「秘書と野鳥」とする。


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