伊藤えん魔の「顔出し道場」11


全然偉く見えない聖徳太子

「旧年の正月七日。冬休み中の子供達と、主人の仕事に無理やり付き合わされ長い時間あちこち引き回された帰り、おしっこ休憩に立ち寄った時のものです。小学四年生の息子の人間離れした表情と看板に描かれた衣装との不釣合いの加減が良いのではないかと思っております」(ゴリラーマン・大阪狭山市/37歳)

 撮影地は南河内郡太子町の道の駅。内外の学問に通じ、深く仏教に帰依。摂政政治を行い、冠位十二階・憲法十七条を制定、遣随使を派遣、多くの名建築を建立した偉人聖徳太子をまったく知らない雰囲気がよく出ている。脇を固める右側/殖栗王子(エグリノオウジ・太子の弟)、左側/山背大兄王子(ヤマシロノオオエノオウジ・太子の嫡男)達は御兄弟だろうか? 意味なく吠えるアホガキ太子を呆れて見上げるこちらの表情もいい。見事なチームワークと言えよう。

タイトルは『サザエさん/もうすぐ大化の改新ですよ!の巻』としておく。


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