“TREASURE OF FANTOMA” EVENING SPECIAL EDITION
1995年12月・1996年1月 第1号/編集発行人 空手オカ一代 美津乃あわわわ


〜ご 挨 拶〜

〜ファントマぁ・どうしましょ!〜

 初めまして。おめでとうございます。「ファントマ」です。  突然ですが「ハイテンションシアター/KHTがどっかいっちゃいました。と言ってもメンバーはこれまでと同じで、KHTと違う点は、外部の役者が割りとキャスティングされるようになる位 でしょうか。ファントマぁ、おめでたい事でございます。

 私達は今まで以上に自由な発想で、ギャグ・ハードボイルドのイバラの道を歩き出したのです。どうか末永く応援して下さい。おめでとうございます。



謎の劇団「ファントマ」現る!?
有終の美を語る 伊藤えん魔先生

 突然だが、ハイテンションシアターをやめた。ろくに告知もせずやめたので、事務所に問い合わせの電話が異常に多くかかっているそうだ。誠にすまん。実は新しい劇団を作った。その名も「ファントマ」だ。よろしく。

 1966年2月からすぐ旗揚げ公演が始まるぜ。「探偵J/青銅の悪魔像」という冒険活劇だ。 思えば1989年6月に旗揚げしたのが「これっきりハイテンションシアター」だった。一回限りの劇団のつもりが、いつの間にか公演を重ね、3年前にはちゃんとした劇団になってしまった。なぜ、その歴史ある「KHT」をやめる事にしたか、話せば長くなるが話す。・・・理由は「なんとなく」だ。以上。
 リニューアルしたからと言って、作・演出する世界を変えるつもりはない。「暗黒舞踏」とか「ラブコメ」「ミュージカル」等をやる訳ない。

 旗揚げの「探偵J/青銅の悪魔像」はとびきりのハードボイルド娯楽作品にしようと思ってる。旗揚げなのに「野菊の墓」「火垂の墓」とか「イワンのバカ」みたいだと、陰気で野暮ったいもんな。手を加えて「イワンの墓」にしたら旧ソ連の内戦悲劇みたいだが。「火垂のバカ」ならちょっとおもしろそうかもしれん。「野菊のバカ」となると植物に怒ってる想像つかない奴の話っぽく面 白いかもしれん。「ウオォッ! てめぇ、野菊! 俺は貴様だけは許さねぇぞ! このバカッ!」 まぁ、とにかくリニューアルする訳だから「KHT」以上に面 白くしなきゃと、覚悟はしてるから、応援して欲しい。「フレーフレー」だ。2月にまた会おう。


ファントマ旗揚げ記念4コマ展!