伊藤えん魔の「顔出し道場」20


科学忍者の梅の里


「和歌山の南部(みなべ)梅林に行った時に見つけた看板です。右の顔が私で左が妻です。一番上の穴から顔を出したかったのですが、2メートル以上もある高さで、踏み台もなく届きませんでした。えん魔さん、サイン下さい」(PN 春一番/28才 公務員 神戸市)

 これは風雅なるもアクロバティックな巨大顔出しである。よく注意して見ると、投稿者夫婦が顔を出している場所の真上それぞれに高位の顔穴がある。つまり、踏み台になる人物を想定して「上は当然肩乗りをしろ」と暗に示しているのでは? さらに最下部に顔穴も容易な体勢では無理な位置にある。こ、これは…もしや…。地元には次のような言い伝えがあるはずだ。「八の穴すべてから顔出す者現る時 梅林より神なる力降臨す さこそ民救う偉大なる者の証たり」 科学忍者の隠れ里に違いあるまい。

 作品タイトルは「カオレンジャー プラム8」とする。記念品に道場主のサインを贈呈。


作品の投稿は「伊藤えん魔伝説/fantoma@olive.plala.or.jp」か、
または
産経新聞メールボックス/friend@sankei-net.co.jpまで。
(jpg形式で圧縮6以上 72dpi、1200×900pixelが大体の目安だ)


投稿作品を直接郵送する場合は
〒530-8275(住所不要)
産経新聞社会部「アクセスふれんど/顔出し道場 係」

採用作品にはファントマ関連の最新公演チケットをプレゼントするぜ。